旧伊藤博文金沢別邸に行ってきました。

      2022/12/09

江戸後期に活躍した浮世絵師歌川広重によって描かれた、
金沢八景の中の【野島夕照(のじまのせきしょう)】で有名な
ここ『野島』は、房総半島や富士山も望むことができる景勝地です。

その地に明治31年、初代内閣総理大臣伊藤博文が、
茅葺寄棟屋根の田舎風海浜別荘を建てられました。

今日はその旧伊藤博文金沢別邸をご紹介します。

⇩以下は冊子からの抜粋による説明です。

旧伊藤博文金沢別邸は、初代内閣総理大臣を務めた伊藤博文により、
明治31(1898)年に建てられた茅葺寄棟屋根の田舎風海浜別荘建築です。
伊藤博文が風光明媚な金沢の地を好んで建てたといわれ、
大正天皇や韓国皇太子なども訪れました。

明治時代、富岡などの金沢近辺は、東京近郊の海浜別荘地として注目され、
第4・6代内閣総理大臣の松方正義や大蔵大臣・外務大臣等を務めた井上馨、
日本画の大家の川合玉堂などが別荘を設けました。
その後、大磯や葉山などが別荘地として栄え、金沢はその役割を終えました。
旧伊藤博文金沢別邸は、当時の別荘地の数少ない貴重な建築遺構です。

平成18(2006)年11月には、横浜指定有形文化財に指定されましたが、
建物の老朽化が著しかったことから、平成19(2007)年解体工事・調査を行い、
現存しない部分を含め、創建時の姿に復元することになりました。

⇩台所

⇩来客を迎えた帰帆(きはん)の間

⇩伊藤博文自らが筆を執った書
(常に天皇への忠義を忘れずに、国のために至誠を貫こうとする
博文の気持ちが表れているとされる書)

現在、野島の周りには埋立地が増え(正面に八景島シーパラダイス)
当時の景色とは違う眺望と思いましたが、
広い床の間がある格式の高い客間から、伊藤博文が眺めたであろう景色を
暫し眺めながら、当時の金沢八景(野島)の景色を想像してみました。

⇩客間縁側廊下からの眺め

⇩日当たりと眺めの良い縁側廊下

⇩香炉や掛け軸などの美術品

⇩多くの来客まで入れる風呂

⇩外周 客間棟

⇩台所棟

隣には手入れの行き届いた牡丹園がありました。

別邸に隣接する海沿いの道を歩き、海側からの別邸を眺めつつ
その時代を思い描きながら帰路につきました。

 

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