続・ブロック塀の事

   

前回お話しした記事 ブロック塀の事 の続きです。

そもそも私たちがブロック塀と言ってる塀の正式名称は
『補強コンクリートブロック塀』 の事です。

古くは組積で塀を造り、
高さ1.2m以下に石・レンガ・ブロックを積み、
長さ4m以下ごとに控え壁(壁面から壁の厚さの1.5倍以上)を設ける
という決まりでした。
その時代では、今のように鉄筋が各所には入っていないことがありました。

現在は日本建築学会による
塀の高さ2.2m以下、
壁の厚さは15cm(高さ2m以下の場合10cm以上)、
縦横に径9mm以上の鉄筋を配置すること
高さにより長さ3.4m以下ごとに控え壁を設ける という規準・規定があります。

補強コンクリートブロック塀で使われる材料のブロックには、
コンクリートブロック・化粧ブロック・ガラスブロックなどがあります。
(弊社はJIS規格のブロックを使用しています)

(1)コンクリートブロックは主に建築用空洞ブロックの事で、
業界では CB と呼ばれています。
セメント・骨材・顔料等を用い工場で作られ、
工事で使うものは重量ブロックがほとんどです。

施工するプランに対し、鉄筋の配置・結束することを踏まえ形状を選びます。
厚さも色々あります。(10cm・12cm・15cm・19cm)
壁面の仕上げには、貼仕上げ・塗装仕上げ・吹き付け仕上げなど
行うことが多いです。

(2)化粧ブロックは仕上げをしなくて済むよう
コンクリートブロックの表面に意匠上有効な仕上げを施してあります。

化粧ブロック

(3)ガラスブロックは利点が色々ありますが、
外構ではアクセントとして使われることが多いです。
破損防止のエキスパンション材をガラスブロックの周囲に巻き組み込みます。

ガラスブロック

ブロック塀に対する耐用年数は30年と言われています。
日頃のチェックや適切なメンテナンスは、所有者の責任でもあります。
施工や施工管理は施工業者に任せて、
ブロック塀の持つ役割(防犯・防火・プライバシーの保護・景観)を
安全に保つことが大切と考えます。

<30年以上経過したブロック塀や危なそうな塀など
ブロック塀診断士や施工のプロに判断してもらいましょう!>

 

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